平成29年北方領土返還要求全国大会が、国立劇場 大劇場で開催されました。
1885年2月7日に、日魯通好条約が調印され、両国間の国境を択捉島とウルップ島の間と定めました。この条約には、択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島の北方四島が、日本の領土であることが明記されています。この歴史を重んじ、政府は1981年1月に、北方四島が平和友好理に返還されることを念じ、2月7日を「北方領土の日」に制定されたものです。
安倍総理大臣も出席され、「北方領土問題を解決し、平和条約締結に向け新しいアプローチに基づき交渉を進める」と、力強く決意を述べられました。
その後、元島民の方や各界各層の方々から、四島の実情・啓発活動等、返還実現を目指してお話しされました。
戦前、島の全域に日本人が集落をつくり住んでいましたが、現在ロシア人が住んでいる場所は、港湾付近をはじめ島のごく一部であること、元島民の方々の高齢化が進み、生きているうちに故郷に戻りたいとの思いをお聞きし、私たちもこの問題を正しく理解し関心を高め、国民世論でも外交交渉を後押ししなければと思います。
照屋仁士 大会実行委員長
安倍晋三総理大臣
岸田文雄外務大臣
元島民の方の意見発表